女性が機織りを支える(動画)
日本人がまだ着物を着て生活をしていた時代、機織りは女性の仕事と決まっていました。 100年経った現在でもこうやって女性が織機を操る姿を見ると、嬉しくなりますね。
生地幅について知っておこう!
生地を購入する決め手として、生地幅のことを考慮される方は多いのではないでしょうか。 それぞれ作る目的により生地幅は裁断のしやすさ等に影響をおよぼすこともあるかと思います。 弊社でもそうですが、手芸屋さんなどでよく販売されている生地にはす
シャトル織機の緯糸はこうやって作られる
みなさまご存知の通り、タテ糸とヨコ糸が織り合わさって1枚の布になります。 弊社が取り扱っている全ての生地はシャトル織機と呼ばれる、旧型の低速織機で織られています。 ”シャトル”というのはヨコ糸の意味でもあり、織機に張られたタテ糸の間を右から
シャトル織機の綜絖通し
織機のタテ糸を上下させる道具を綜絖(そうこう)と言うのですが1つの生地が織り上がり次の新しい生地を織る準備をする際、 この綜絖に糸を通して前の生地のタテ糸と新しい生地のタテ糸を繋がなくてはいけません。 この作業を文字通り、綜絖通しと呼びます
100年の歴史を持つ工場での整経の工程
昔の備後絣は基本的に工程ごとの分業制で地域一帯にそれぞれの専門の会社が散らばっていました。 しかし、洋装化に伴う需要の減少でそういった1つの工程を専門に行う場所は残念ながら徐々に淘汰されていきました。 現在では1つの工場で全ての工程を一貫し
松阪木綿 藍染液中絞りの作業風景(動画)
松阪木綿の藍染は江戸時代より400年以上も続く伝統的な織物で、三重県から県指定の伝統工芸品にも選ばれている素晴らしい技術です。 ルーツはかつてこの地が日本でも指折りの紡織の中心地だったことに加え、 産地にほど近い伊勢神宮に綿織物の奉納を義務
藍染の糸巻き(動画)
旧式の糸巻き機を現在でも使用しています。 オペレーターは大ベテランの女性! 令和の時代にも、備後節織の工場ではこんな素晴らしい光景が日常です。
松阪木綿 藍染縞の検反作業(動画)
織布が終わり最後の工程となるのが、検反です。 松阪木綿は着尺で40cm巾の反物なので手元に置いての検反が可能になります。 とても神経を使う作業で職人が目を光らせてチェックをしています。 初めての方は興味深くご覧頂けると思います。 それではど
糸から藍染をするメリット
数十種類にも及ぶ備後節織の藍染生地はすべて、枷という糸を輪っか状にして染められます。それは昔と変わらず今も職人の手によって染められます。 藍染というのは非常に繊細で、気温や湿度によって染料をその都度ベストな状態に持っていかなければなりません
広幅の絣はどうやって作られるのか!?
絣と聞いてまず最初にイメージされるのは、着物や作業着などの柄ではないでしょうか。 それらはすべて着尺と呼ばれる幅35cm程度の絣が一般的です。 備後節織の絣柄は広幅(100cm〜120cm)なんですが、広幅の絣はどのように作られるかご存知で
備後節織の検反作業
生地が織りあがった後に傷や糸の抜け、ヨゴレをチェックする検反という作業あります。 これは地味ながらとても重要な工程で、織布と洗いの間に行われます。 備後節織は昔のシャトル織機を使って織られるので、近年の高速織機に比べるとどうしても不具合が出
墨染糸の天日干し
備後節織は全国でも非常に珍しい墨染めの先染めを行っています。 先染めとは生地や製品の状態で染めるのではなく、糸の状態で染めを行うことを指します。 この先染めのメリットを言えば、やはり糸から染めること