シャトル織機の綜絖通し

織機のタテ糸を上下させる道具を綜絖(そうこう)と言うのですが1つの生地が織り上がり次の新しい生地を織る準備をする際、
この綜絖に糸を通して前の生地のタテ糸と新しい生地のタテ糸を繋がなくてはいけません。

この作業を文字通り、綜絖通しと呼びます。
綜絖通しはなんと、、、全て手作業で行われます。そのタテ糸の数は実に1400本!!

熟練の職人はこれを2時間ほどで完成させるのですから凄い速さですよね。
針にフックの付いた専用の道具に一本一本糸を引っ掛けて通すのですが、本当に気の遠くなる作業です。

このような地味(失礼!)な作業をいとも簡単にこなせる職人のおかげで素晴らしい生地をスピーディーに織ることができているのだと再確認させられます!