藍染刺し子織の生地
刺し子で表現した模様を模倣して作った織物を刺し子織(又は刺織)と言います。
柔道着などの生地としてご存知の方も多いのではないのでしょうか。
元々、布に厚みを持たせて1枚でも暖かく使えるように開発されたようです。
刺織の中でも柔道着などは極太の糸を用いるので固く、家庭用のミシンでは縫うことができません。ですが、備後節織の刺織は服地として作られているので、柔らかく扱い易い素材に改良しています。
なんと言っても刺織と言えば独特な粒のような凹凸が特徴的ですよね。
これはシャトル織機では織ることができません。ドビー織機という複雑な柄を織ることができる織機を使用しておられます。
タテ糸を上げ下げする、綜絖(タテ糸がとおっている枠)にそれを制御するドビー装置を装着した織機のことを言うのですが、この装置があることでかなり複雑な柄も表現可能なのです。
この粒の大きさも変えれるのですが細かすぎず大きすぎない、手触りの良さを考慮したちょうど良い粒のサイズ感にしています。
目付け(重さ)は約400g/mと重すぎることはありません。
ビンテージ感のある綺麗な濃紺色で、使うほどに素晴らしい経年変化をします。
海外のお客様からも人気でアウターやパンツに仕立てて着用して頂いてます。
中にはこんなにかっこいいキャップを作られたお客様もいます!
保温性があり丈夫で長く使って頂ける素材です。
個人的にも大好きな生地なので、ぜひ手に取って頂ければ嬉しいです。